2019年11月号<業績連動賞与>


賞与には、生活補給的な意味と業績配分的な意味があります。

業績配分的な部分の原資は、企業業績に応じて決定できるので、総額人件費管理の調整弁として最適です。

また、部門業績や個人業績に応じて配分することができるので、業績向上・成果拡大のインセンティブとしても最適です。

本号では、「業績連動賞与」を特集しています。





解説編
業績連動賞与システムの設計・運用の仕方

(日本人事労務研究所 代表取締役 久保誠)
○賞与システムの意義
○賞与の4特性
○業績連動賞与システムの設計前の検討事項
○会社業績による賞与総額の決定の仕方
○部門業績による賞与配分の仕方
○個人業績による賞与配分の仕方
○業績連動賞与システムの運用上のキーポイント


資料編
1 賞与支給額・妥結額態
○2018年の賞与支給額(夏季・年末)
○2019年の賞与妥結額(厚生労働省・経団連・連合・東京都・大阪府・愛知県)

2 賞与制度
○賞与原資(総額)の決定方法
○会社業績の評価指標
○部門業績の評価指標
○個人業績の評価指標

3 総額人件費
○総額人件費の推計値
○1人1ヵ月当たりの総額人件費(企業規模別・産業別)

4 企業業績・生産性
○売上高の推移
○経常利益の推移
○売上高経常利益率の推移
○労働分配率の推移
○2018年度の産業別の労働分配率



判例編
賞与の支給をめぐるトラブル
○正社員と契約社員の賞与の算定式が異なることは不合理か
○支給日に在籍していない4月定年退職者に対する賞与不支給は違法か



連載編
賃金の諸相(明治学院大学 名誉教授 笹島芳雄)
第37回 新卒初任給の動向と課題(3)