2026年5月号
<社員の更年期と職場対応>


「更年期」という語は広く一般に知られている一方、企業の人事労務管理上の課題としての認識は、必ずしも十分とは言えません。しかし、働く者の年齢構成の変化や就業期間の長期化が進む昨今、企業にとって更年期は男女を問わず看過できないテーマとなりつつあります。

更年期に伴う心身の変化は、日々の業務遂行のみならず、就業継続にも影響を及ぼす可能性があります。しかし、体調やパフォーマンスの変化は実際に見て取れても、それが更年期によるものか否かは周囲から把握しにくく、本人も伝えづらいという特性があります。このため、職場における理解不足や対応の遅れが生じやすい傾向にあります。

本号では、更年期に関する基礎知識に加え、更年期症状の現れ方や仕事への影響、職場における対応や支援ニーズ等について整理しています。

更年期を単なる個人の問題として捉えるのではなく、職場で適切に向き合うべき課題として受け止め、実務的な対応を検討する際の一助となれば幸いです。




解説編

1.女性の更年期障害と男性更年期の基礎知識

2.更年期と職場対応

3.女性の健康が企業経営に及ぼす影響

4.更年期と人事管理の実務対応

5.管理職が直面する更年期対応の課題

6.海外における更年期と職場対応



資料編

1.更年期症状・障害の認識の実態

2.働く者の更年期症状と就業への影響の実態

3.女性の健康課題への企業の取り組み



判例編

1.復職命令拒否で解雇は有効か

2.労災後の復職条件変更は違法か



コロナストレス

連載編

新時代の労働と賃金 (明治学院大学 名誉教授 笹島芳雄)

第15回 日本企業の労働生産性を考える